株式分析のポイント
個人投資家は、どのようにして購入する銘柄を決めるのでしょうか。
この質問に対して、絶対的な正解はなく、投資家が100人いれば、100通りの選択基準が存在するでしょう。
一般的に、長期保有を志向する投資家は、ファンダメンタルズを重視し、「優良株」の中から投資対象を選択する人が多いようです。
一方、短期売買派の投資家は、あまり銘柄を固定せず、急に出来高を伴って急騰した銘柄に飛び乗る、前日の値動きを見ていきなり候補にあげるなどの場合もあるようです。
いずれにしても、候補にあげた複数の銘柄については、ファンダメンタルズやチャートなどの株式分析を行い、最終的な銘柄を絞り込むことになります。
株式分析の基礎知識として、ファンダメンタルズ分析やチャートの見方の基本などがありますが、実際は投資スタイルによって、候補となる銘柄を絞り込む条件が異なってくるので、株式分析のやり方も異なってきます。
(例)長期保有目的の優良株の場合
株式を長期保有する目的は、値上がりによるキャピタルゲインと配当・株主優待などのインカムゲインの両方にあります。
長期保有のためには、経営の基盤がしっかりしていること、収益も安定して見込める優良企業であることが第一条件となります。
ファンダメンタルズ分析では、業績の推移をチェックし、営業利益が安定しているかどうかを見ましょう。
その他、今期予想(予想利益、予想PER)、配当利回り、株主優待をチェックしましょう。
テクニカル分析では、移動平均線をチェックしましょう。
長期保有銘柄の場合、目先の株価の上下よりも、大きなトレンドを見ることが重要となり、トレンドの基本的なものとして、25日移動平均線、および75日移動平均線が参考になるでしょう。
平均線が右肩上がりであり、現在の株価が平均線より上に位置していれば、株価は上昇トレンドと見ることができます。
また、週足・月足もチェックしましょう。
チャートでローソク足を表示する場合は日足が基本ですが、中長期のトレンドは週足、または月足で見た方が、より大きなトレンドが見えてきます。
株価にかかわらず数年は保有するつもりであれば、月足を重視するとよいでしょう。
週足で見るのと、月足で見るのとでは、強弱感が違うこともあるので、他のテクニカル指標と組み合わせて総合的に判断するほうが良いでしょう。