取引成立の3つの原則
買いどき、売りどきを逃さないために、価格決定の原則を知っておきましょう。
投資家の出した注文は証券会社を通じ、証券取引所に集められ、最新鋭のコンピューター売買システムにより、銘柄ごとに取引が成立されていきます。
取引の成立には、オークション方式が採用されており、3つの原則に従い、行われます。
1つ目は、「成り行き注文の優先の原則」です。
・成り行き注文
株の注文方法を大きく分けたうちの一つで、銘柄と株数だけを決めて、値段を指定しない注文方法。
反対に、売値、買値を指定する注文方法を指し値注文という。
成り行き注文は指値注文に優先して成立します。
2つ目は、「価格優先の原則」です。
指し値注文のうち、売りの場合では、1番値段の安い注文から、買いの場合では、1番値段の高い注文から優先して取引が成立します。
例えば、1000円と1100円の売り指し値があれば、1000円の注文から売買が成立し、逆に500円と480円の買い指し値注文があれば、500円の注文から成立することになります。
3つ目は、「時間優先の原則」です。
株の世界は早い者勝ちの世界で、同じ値段での注文なら、先着順で売買が成立します。
証券取引所で取引が行われている時間のことを立ち会い時間といい、立ち会い時間中のことザラバ(ザラ場)と呼びます。
ザラバでは、3原則に従って取引が成立するため、オークション方式はザラバ方式とも呼ばれています。
また、板寄せ方式と呼ばれる方法もあります。
板寄せ方式では、朝9時の立ち会い開始時までに出された注文は、すべて同じ時間に受けたものとして始値が決められており、価格優先の原則に従い、売買が成立します。